先月10月24日から新しく追加された中堅スカウトと中堅資格証。思ったより交換レートが複雑でわかりづらかったので、自分なりに納得できる範囲に落とし込んでみた。
まず、幾つかの交換レートが散在していて混乱する原因になっているので、ターゲットとするレートを固定化。
今回は、ガチャ(人材発掘)の期待値と資格交換所の必要枚数を基にして算出してみる。ちなみに、ガチャの期待値とは、レアリティ毎の排出確率と完凸後(7回以降)の資格証の獲得数(印も含む)の掛け算とする。これで算出できる期待値は、それぞれのガチャを1回試行するたびに得られる資格証の枚数となるので、それで資格交換所での必要交換枚数を割る。そうすると、概ね必要となるガチャ回数が算出できるので、その数値をそれぞれのレートとして比較に使用する。
以下、その結果。
※参照数値については画像参照
【上級資格証】
星6…89回
星5…23回
(端数切り上げ)
【中堅資格証】
星6…85回
星5…22回
なお、中堅資格証は中堅スカウトでしか獲得できないのに対して、上級資格証は従来通りに公開求人からも獲得できるので、上級資格証の獲得機会は、実際には今回の比較数値より多くなるはず。つまり、上級資格証側のガチャ必要回数は、上記の数字より下がる見込み。
個人的にここから導かれる結論としては、中堅スカウトはあまりお得ではない。そもそも中堅スカウトは排出されるオペレーターの種類が制限されてしまっている上に、公開求人で獲得が可能となる。その上で、ガチャ1回当たりの価値が通常のスカウトと同じとなると、後は排出率や交換所レートで差をつけるしかなかったはず。それが今回のような結果となっているのであれば、中堅スカウトに手を出すのは、よほど特殊な理由でもない限りは避けた方がいいと思うわけだ。
今回の中堅スカウトの実装については、スカウト対象範囲から一部のオペレーターを排除しつつ、それら排除したオペレーターの価値も下げない…という目的だったものと推察される。
・射幸性の低いくじを排除してガチャの価値を高める。
・射幸性の低いくじの価値を下げない。
つまり、上記二点が窺えるというわけだ。
また、これらの前提として、公開求人の存在がある。だが、私個人の体感となって申し訳ないが、10月24日以降に星5や星6の獲得機会が増えたということはない。公式のアナウンスでもそれは見られない。
…ということは、だ。通常のスカウトから排除された中堅スカウトの対象オペレーターについては、わざわざ中堅スカウトを回すしかなく、また公開求人から排出される可能性も依然として極端に低いため、実質的な入手機会は激減したと受け取れる。
やはり、事前に危惧していた通り10月24日以降は、手札の揃っていなかった初心者プレイヤーには厳しい現実が待ち受けていたようだ。これからは、これらに含まれている一部のパワーカードについては、損得勘定抜きで中堅スカウトで引き当てるか、または通常のスカウトで排出されるオペレーターの中から代替手段を探さなければならない。