平成の頃から、鉄道の廃線が相次いでいます。特に北海道はその頻度が高く、非常に深刻な事態となっています。当たり前のことですが、全ての鉄道は誰かの仕事の上で成り立っています。特に鉄道初期の頃に敷設された北海道の鉄道は、その地域の開拓史とも直結しており、日本人がその土地に踏み入り社会基盤を築いてきた証でもあるのです。留萌線は明治末期から大正時代に掛けて敷設されました。そして激動の昭和の時代を通じて、確かに日本の歴史を支えてきた動脈の一つであるのです。そして時代が進み平成の世に入り、社会はバブル崩壊という厳しい時代に入りました。ですが、その前に鉄道においては民営化という荒波にぶち当たっていたのです。 今では当たり前に存在しているJRですが、もともとは国営鉄道であり、現在の多くの道路と同じように国が運営していました。それを突然、しかも全てを民営化するという荒療治です。それは非常に限定的な部分において成功をもたらしてはいますが、その他の範囲においては厳しい結果をもたらし、明治大正昭和という偉大な先達によって成された仕事の成果が、その多くが失われる事態となっています。平成、そして令和の世に生きる我々は、その事を反省と共に重く受け止めるべきなのではないでしょうか。その当時に国鉄民営化を推し進めた自民党は、今も政権を堅持し続けています。中曽根康弘氏は先頃亡くなられましたが、その晩年までその仕事を反省することはなかったと思います。地方を切り捨てるなと言っているのではなく、日本人として、同じ日本人の仕事の成果を破壊することをなんとも思わないのか?…ということなのです。廃線になった線路は、人の手が入らなくなったことにより路盤がすぐに劣化し、また再開業することは困難になります。かつて命懸けでその土地を切り拓いた歴史が永遠に失われるのは、果たして保守政治なのでしょうか? 交通は、血流と同じ。大動脈だけが必要なのではなく、脳幹から末端の毛細血管に至るまで全ての血管が全体のシステムを支えている。今の日本は、毛細血管が脳梗塞を起こして、末端部分から徐々に死に至っている状態。そのうち、脳幹まで死に至り、脳死状態になるんじゃないかな。みんなが自動車で移動するようになれば、山手線すら廃線になる。そして一般道は大渋滞。血圧上昇、そして大動脈瘤破裂(笑) 本来、老い先短い年寄りが用いる概念だったはずの「コスパ」「タイパ」理論が、日本人の生活必須スキルになり、全ての若者がこれを大前提に動いているという末期状態な国だからね。欧米でも、日本ほど極まってはいない。欧米ではビジネスシーンで使われることが多いけど、日本ではそもそも生活基盤がタイパ前提になってるよね。欧米はそこまでタイトではないよ。
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JR留萌線きょう最終運行 ラストラン前に駅には別れを惜しむ人々 地元住民からは不安の声も 北海道
https://www.fnn.jp/articles/-/1022932