コンテンツの著作権について、同人誌や同人ゲーム・フィギュアなどへの利用に対しては厳しい姿勢を貫く出版社が、原作の世界観を破壊する映像化(ドラマ化や映画化・実写化)に対しては甘々な姿勢なのは、まさにこの「映像化で一儲け」で利害一致という事情があるのだろう。そして、これにより明確になることがもう一つ。出版社は、原作者の権利について、尊重する意思を持たないということ。当然、個々の事例において、「海猿」原作者の方が話すように例外はあるのだろう。だが、少なくとも契約上は、その様な姿勢でも出版社が責を受けることはなく、仕事を失うこともないということ。これは原作者が置かれている立場に比べてあまりに優遇されすぎている。
個人的に、この様な出版社の姿勢と、"いわゆる"投資会社の間には、何ら違いがないと思っている。要は、物事の創造に対して大して寄与せず、金を払うだけで権利の大半を巻き上げる、そんなゴロツキと大して差はないと、そう申し上げる次第である。
- 元記事
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「海猿」原作者が明かす、フジテレビとの絶縁の経緯 出版社とテレビ局は「映像化で一儲け」で利害一致
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/02/02/kiji/20240202s00041000437000c.html
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