これは非常に酷い誤報です。「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」という前提があったから27日の異常な記者会見が催され、結果として大企業の役職二人が辞任することになったわけです。これは単純な誤報で済まして良い問題ではないと思います。 ですが、問題となるのはこれについてどの様な罪状を当てはめるのかということ。まず一番に思い浮かぶのが威力業務妨害ですが、これは過失犯には適用されません。次に思い浮かぶのが、これらの対応においてフジテレビの幹部が過労などで倒れてしまった場合、過失傷害は成立するのかという話。ですが、これも週刊文春の誤報との因果関係を説明するのが困難なため、一般論としては適用できません。また名誉毀損についても、フジテレビ側の元女子アナに対する対応全てについて瑕疵が無いとは言い切れないので(むしろ記者会見で認めてしまっている)、実際に争うとしても厳しい部分が強いでしょう。 もしやるとしたら民事で実際に被った損害に対する賠償を求めることになると思うのですが、どうにも後ろ暗い部分がある様子のフジテレビが、どこまで積極的に週刊文春相手に動くか不明な部分が大きいと思います。つまり、今回の件においても、週刊文春は逃げおおせてしまう可能性が非常に高いということになります。いい加減、民意を恣意的に操って私刑を繰り広げる週刊文春の手口をどうにかしないと、この国は確実に破壊されると思いますよ。今回の誤報はさすがに度を越しています。
- 元記事
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週刊文春電子版、中居正広氏の女性トラブル記事を訂正「X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた」→「X子さんは中居に誘われた」
https://www.sankei.com/article/20250128-5PKIUNHVOFPF3OOVPDGTHO4KDA/

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