こうやって、日本の一次産業で積み立てられてきた貴重な現金を、外資の合法詐欺師に掠め取られていくわけですね。農林中金は、日本の農林水産業といった一次産業における金融経済の中核を担う機関です。これらの現金が外債に投資されずに、国内における設備投資などに向けられていたら、どれほどの一次産業事業者が救われたことか。
例えば先日、北海道の牛舎で火災が発生したらしいですが、これが最新の防災設備を備えた牛舎だったとしたら。夏は猛暑、冬は極寒。牛の環境の為にも電気設備は必要になりますし、過酷な自然環境に耐えられる電気設備は相応の費用が掛かるわけで、たとえ収益率は高くなくても設備投資を必要としている現場はたくさんあるわけです。農林中金という金融機関が、何のために設立されたものかを考えた時、果たして今回の記事で書かれているような「外債運用で損失」なんていう言い訳が罷り通るのか。私は非常に疑問に感じます。
- 元記事
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農林中金、赤字8939億円 9月中間、外債運用で巨額損失―通期「1.5兆円」から拡大
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024111900862

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