トヨタは、2023年度決算(3月末)で営業利益5兆円超とは、既に報道されている通り。経常利益では7兆円近くを計上している。一方この報道では、30年で数億円規模とある。トヨタという企業規模からすると桁違いに安い金額であることが分かる。この程度の費用をなぜトヨタは負担していなかったのか。単純に認識不足では済まされない部分がある。即ち、トヨタが自らの優越的立場を誇示及び利用し、適正な取引であることを自らで判断する努力を怠っているということ。昨今、企業コンプライアンスという概念が広く浸透しているが、自らの優越的立場を利用した、一種の"BtoBカスハラ"については非常に認識が甘い状態であると指摘せざるを得ない。トヨタなどの大企業は特に重く受け止めるべきだ。
あとついでに指摘すると、金型の保管に関しては固定資産税の問題が出てくるはず。記事内では触れられていないので正確なところは分からないが、もしトヨタ側が自らの所有物であるにもかかわらずに固定資産として計上していない場合、掛かる期間は脱税していたことになる。この辺りについては、問題ないから触れられていないのか、それとも敢えて追求していないだけなのか。非常に気になるところだ。
- 元記事
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トヨタ系、下請け50社に金型を無償で長期保管させる…最大30年・被害総額は数億円の可能性
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240629-OYT1T50196/
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