ちなみに、日本の次世代半導体を担う期待のラピダスに対して、日本政府の出資額は去年時点で0.33兆円となっている。ラピダス側は2兆円規模の支援を要請していたが、国からの資金投入はその半分にも達していないということ。一方で、台湾企業のTSMCに対しては、今回の追加補助金で、総額1.2兆円規模となる。一応、ラピダス側に対しても、今年中に追加の補助金が投入される予定ではあるが、24年度補助金で確定している枠は0.59兆円であり、合わせても1兆円に届かない。
以前にも書いたが、自分としてはラピダスに対してもTSMCに対しても、補助金の投入には反対である。理由は明確で、出資した分のリターンを国が得られるという明確なビジョンがないということ。特にTSMCは台湾のグローバル企業であり、製造された半導体の流通に関してはTSMC側に決定権がある。ラピダスについても似たようなもので、その様なものに国内の税金を投入するべきではない。
- 元記事
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【速報】岸田総理がTSMC第2工場への支援を発表 第1工場開所式へビデオメッセージ 総額1.2兆円規模補助金投入へ
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1016759
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