バイカルハナウドは和名であり、日本では馴染みのない植物にこの呼称は正しい危機感を持てなくなる原因になるので、やめたほうが良いと思います。世界的にはジャイアントホグウィード(giant hogweed)という名称で知られている植物で、この名前で検索すると、主に被害をまき散らしている英語圏での情報が見付かりやすいです。私も、少し前にYouTubeの動画でたまたま見たのが識るきっかけになっただけですが。この植物の液体が皮膚に付いた状態で太陽の光、主に紫外線を浴びると、光毒性反応を起こして皮膚が非常に焼けただれた状態になります。また重度の後遺症にもなるようです。 そしてこの問題、過去に起きたある事件と関連付けられることが多いようですが、残念ながら報道では触れられていないようですね。2020年にあった「中国種子送り付け事件」です。その時の種子は詳しくは報道されていなかったのですが、一部にジャイアントホグウィードに似たものが混ざっていたという話があり、噂として広まりました。その時は専門家によって否定されはしましたが、国外からの種子の送り付けに対して、税関での検閲はあまり有効に働いていない現実があるようなので、特に国外のネット通販での種子の購入はやめた方が良いということになると思います。無検疫での植物類の国間移動は禁止されているはずです。 ジャイアントホグウィードは日本では植生していなかったもので、これはつまり自然界のあらゆる種子の拡散でも日本に到達するのは不可能だったことを示すはずです。これが今、日本の北海道という極限られた範囲で繁茂している可能性があるということは、誰かが意図的に種を蒔いたということに他なりません。
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見つけても触らないで! またバイカルハナウドとみられる植物が見つかる 札幌市が緊急点検
※元記事は掲載終了しています。https://www.htb.co.jp/news/archives_32278.html

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