2025/01/16

【Mastodon再掲】(コメント) 日本の化粧品大手、中国の消費減速や現地メーカー台頭で苦戦…グローバル・サウス開拓の動きも

幾つかの要因が絡んでいる。その中で最も比重が大きいのは、価格が高いという点なのではないだろうか。少し前までは中国の景気が良く、わざわざ日本に旅行しに来てまで高級化粧品を買い込んでいたらしいが、中国のバブルが色々と弾け飛んでいる昨今の状況で、その層が今までのように日本の化粧品を買い漁らなくなっている。ならばということで、わざわざ現地で売り込んでいるのかもしれないが、地元でそれら高級化粧品が手に入るとなれば、希少価値が薄れてわざわざ高い値段で手に入れようとする購買意欲が薄まるものだ。 それに、化粧品というのは年齢と共に使うものが変わっていく。今までメインで使っていた層が使わなくなり、ターゲット層が入れ替わることにより、今までの、より若い層が、別の化粧品を購入するようになる。中国でも日本と同じように低価格帯の化粧品が売れ筋になっているらしい。 また、日本で売れなくなったからといって日本人を捨て、中国人に鞍替えしたことにより、国内でのイメージも低下している。日本で売れなくなり、中国でも売れなくなり、そして今度はグローバル・サウスなんてものを担ぎ出してきているが。そもそも人種が違うことにより、肌質や肌色も全く違う客を相手に、日本人相手と同じ商品を売りつけることは難があるはずだ。つまり、日本の化粧品会社は日本人相手の化粧品ではなく、グローバル・サウスの人種相手の化粧品を開発する必要が出てくるはず。また、開発したとしても、生産ラインを人種ごとにそれぞれ重複して持つのか。設備投資費用に維持費用も、そしてマーケティング費用も掛かるはずである。 安易に日本人を捨てた報いを、日本の化粧品会社はこの先受けていくことになるのだろう。 日本で失敗する企業は、世界でも失敗する。 一部のレイシストが日本の消費者をカスハラ三昧だと騒ぎ立てているが、現実問題、日本の消費者は世界の一般的な消費者よりも相当に優しい。金を持っていて価格交渉もせず、店に置いておけば言い値で買ってくれるなんて、世界の消費者の中では相当レアな部類じゃないか? アメリカのように返品圧力もないし、大抵の客は買った商品が気に入らなくても次から買わなくなるだけ。ただ国の施策によりデフレやスタフレ気味で、ボリューム層での低価格帯の購買意識が高いだけだろう。それでも、世界の価格設定から考えれば、相当に高値で販売しているわけだし、これで日本の消費者を扱き下ろしてまで見捨てる理屈が、自分には分からないね。 案の定、日本を見捨てた企業が中国でも見捨てられ始めているわけで、これは至極当然の自業自得というわけだ。

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