記事では明確に書かれていないが、どうやらロシアがウクライナ戦争で運用している自爆突入型のドローンらしい。作戦地域から外れた機体が迷走して、作戦地域外の他国にまで飛行するという事故が頻発しているらしい。ドローンの仕様が不明なのではっきりとしたことが書けないが。これがスタンドアローン型のAI搭載ドローンだったとしたら、誤って侵入した他国で爆撃破壊行為といった事件が今後は発生するのかもしれない。そうでなくても、弾薬や燃料を積載している機体が、迷走の挙げ句に墜落するだけでも、地上には相当の被害が発生するだろう。
日本でも先月8月26日に中国機による領空侵犯があったことが報じられ、メディアを大きく賑わした。付近の東シナ海では、尖閣諸島絡みで多くのスクランブルが航空自衛隊において発生しているらしいが、最近ではドローンの飛行もあるらしくて対応に苦慮していると聞く。幸いにも日本には陸続きの国境がなく、そのためか他国の領空侵犯に対して非常に対応が甘いことが、ニュースでも問題視されることが多い。ラトビアでの出来事のように、戦闘空域から迷走したドローンについては通常の領空侵犯とは違い非常に差し迫った危険がある認識するべきであり、日本でも似た事態は発生するものと推測されている。陸地上空に到達する前に予防措置として撃墜できるような法制を準備して、現場判断においてそれが運用できるようにドクトリンを整備することが日本でも必要なのではないだろうか?
- 元記事
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ロシア無人機、NATO加盟国ラトビアで墜落-ルーマニア領空も侵犯
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-08/SJI7YVT0AFB400
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