この件については、問題の原因は警察官の振る舞い方にあると自分は考えている。本来、逮捕とは犯罪を犯した被疑者が逃亡を図る可能性がある場合に、司法機関の手続きに則って行われる行為であり、現場の判断で勝手に逮捕が行われることはあってはならない。だが、警察24時などのドキュメンタリー番組でよく見られるように、現場の警察官はその司法手続きを無視して、強権的に被疑者を取り押さえるなどの暴挙を平然と行っている。子供がそれを見た場合、正義と標榜すれば、それを真似しても良いのだと思い込んでしまう。子供にとって警察官が正義であり、正義であるのならば、自分も警察官と同じことができると勘違いする。当然ながら、世の中はそんな単純ではなく、例え私人逮捕であっても条件があり、個人の判断で被疑者を取り押さえるようなことはできない。被疑者はあくまで被疑者であり、犯人であるかどうかは裁判所が決める事なのだ。更に踏み込めば、刑罰を科す権利は個人には無く、私的制裁はリンチである。
子供にはそれらが理解できないのだ。
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本来の私人逮捕、二つの注意点 あふれる動画、元検事の警鐘
※元記事は掲載終了しています。https://mainichi.jp/articles/20231114/k00/00m/040/331000c
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