もともとは石炭・コークスとか薪を燃やしていただろうし、それをいきなり高い灯油に変えられても生活できなくなるだけだというのを、多くの為政者は理解していない。共助にしたって、昔はそれでやりくりしていた集落が都市圏への一極集中で労働人口が減り、立ちゆかなくなっている。そういうのを振り切ってなんとか地元に残っていても、現役世代は税金や年金・保険の支払いが毎月あるからボランティアで働くことなんて無理だ。 急な施策・方針の変更で、その変化に対応できない人々が取り残されて、それを救うために税金が掛かるという悪循環に陥っている。全ての物事を一斉に変えるのには、多大な労力と、リスク、そして代償が伴う。システムの構築しか見ていないと、そのシステムに合致しない端数は切り捨てるという思考に陥りがちだが、現実はそんな単純ではない。端数を零さずに全体を運営していくためには、一つのシステムに固執しない柔軟な対応が必要になる。
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「ここに住んでいく自信がなくなった」豪雪の青森市、独居高齢者に募る不安 自助限界、共助も先細り
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1951896

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