黄色ブドウ球菌の食中毒なんて、相当長期間、食べ物を放置しないと起きないと思うけれどな? それを既設の食品製造ラインで生産していたというのはちょっと驚きだ。
ちなみに、以前にも書いたけれど、黄色ブドウ球菌というのは表皮常在菌の一種。普通に健康の人の皮膚に存在している細菌で、基本的に相当念入りな手洗いをしなければ、普通に食品にも混入しうる細菌。だがその多くは、環境や他の細菌の影響により、すぐに死滅する。だが何らかの理由により死滅せずに残った場合、エンテロトキシンという毒素を生成して、その毒素の影響により人に悪影響を及ぼすことが分かっているらしい。よく、黄色ブドウ球菌そのものが悪さをするみたいな体裁で書いている人がいるが、それは誤りなので注意。
もしかしたら、黄色ブドウ球菌がエンテロトキシンを生成する条件が以前とは変わってきているのかも? 最近よくこの黄色ブドウ球菌による食中毒のニュースを目にするようになったと思う。
- 元記事
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食中毒…会社で従業員14人が嘔吐、配達された“おにぎり”食べていた 具材はサケ、ワカメ、ツナマヨ 黄色ブドウ球菌を検出、スーパーを処分 食べず持ち帰った従業員も…自宅で冷凍した“おにぎり”にも菌が
https://www.saitama-np.co.jp/articles/83677
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