何も歴史を知らない人は反日過激派みたいに見ているのかもしれないかけれど、元々オイシックス会長はこういう人。そもそも、オイシックスよりもブランド名として「大地を守る会」の方が歴史が古く、その「大地を守る会」はいわゆる健康食品を消費者に届けるという固い意思を以って設立された会社だった。ここでいう健康食品とは、無農薬農法にこだわった有機栽培野菜や、加工段階において添加物を含まない食品のこと。今では当たり前になったオーガニック食品という分野において、日本国内ではかなり歴史を重ねている存在である。なので、福島原発における汚染水の海洋放出については、他の人より思うところがあるのだろう。藤田和芳氏は、この「大地を守る会」の設立者らしい。
環境問題に対して人一倍関心がある人が、原発事故汚染水の海洋放出について発言するのは何らおかしいことではない。科学的根拠に基づいた意見があるのであれば、都度反論でもすればいいだけのこと。それを以って風評被害などと威圧して発言そのものを打ち消そうとすることの方が、明らかに異常だ。
そもそも、その科学的根拠とは数値上の大小比較でしかなく、絶対的な基準で何かが立証されているわけではない。個人的に、それを指して科学的と呼ぶのは違和感がある。むしろ実験前での結果予測の範疇でしかなく、それに基づいて行動を促すのは妄信の類いだ。
環境活動家と言うと、グレタ・トゥーンベリの存在が最近では大きい。個人的に、この人は嫌いではあるが、自分はこの人が発言するのを止める意思は持たない。自由に発言をすればいいと思うし、活動についても、過激な破壊活動をしないのであれば問題ないと思う。
その口を塞ごうとする手こそが、自分が最も嫌う存在である。
- 元記事
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オイシックス、会長の不適切発言を謝罪 Xで「放射能汚染水」投稿 懲罰委員会を開催へ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2402/16/news101.html
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