2024/03/01

【Mastodon再掲】(コメント) 「電波も電源もないなかどうしろと?」河野太郎 被災地へのマイナンバーカード活用法指南が波紋

 地震から最速1分で津波が到達し、巻き込まれ脚を負傷しながらもギリギリ逃げ延びた人の話をテレビで聞いた。その人が何を持ち逃げたのかは語っていなかったが、スマホやマイナンバーカードを持ち出して逃げ出す余裕があったのか、非常に厳しい状況だったと思う。恐らく自分でも、それらを持ち出す可能性は五分五分といったところ。常に携帯している習慣はないので、たまたま置き場所から離れていたら、まず間違いなく持ち出さないと思う。停電しててもしてなくても、通信ネットワークが途絶しててもしてなくても、それらとは関係なく避難者に対するサービスは提供するべきだし、マイナンバーカードの活用法についても、あれば便利だという範囲で抑えておくべきだ。

 デジタルディバイドという言葉が生まれて久しいが、今日に至るまで政府がそれらの問題に対して本気で取り組んだことはなく、その結果として格差は明確に存在する。スマホを持つ高齢者が、拒否者以外100%という状況になるまで、この太郎は必要ない。

 スマホが普及したのって311後だからね。まだ10年ちょっとしか経っていない。それまでは携帯電話だったし、その携帯電話だって2000年前後のPHS時代を含めても10年超程度しか経っていなかった。今の20代の人だって、子供の頃にようやく携帯通信媒体が普及した程度なので、その親世代に至っては、子供と同時期に持ち始めたばかりの物でしかない。 人のライフサイクルは80年以上あるのだから、それと比較するとスマホを必須アイテムとするには、経過した時間があまりに短すぎる。国が国民全員にスマホを配るなど、積極的な政策を展開しているのならば話は別だが、今のように自助努力に全てを丸投げして「あったら便利ですよ」「みんな持ってくださいね」「持たないと損させますよ」と追い立てるようなことをすれば、反感を買うのは当然のことだ。

 そもそも、スマホがあって電波が通じていてマイナポータルにアクセスできたとしても、処方を必要とする薬が現地に無かったらどうしようもない。しかも、現状は医者の数も足りてないからな。太郎の頭の中では、さぞや素晴らしい日本というファンタジー世界が展開されているのだろう。

  • 元記事
  • 「電波も電源もないなかどうしろと?」河野太郎 被災地へのマイナンバーカード活用法指南が波紋
    https://jisin.jp/domestic/2280598/

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