これはあまりにも酷い。家族は、警察に被害届を出すべき。学校内では埒が開かないだろう。警察も被害届をしっかりと受理して捜査を行うべき。どうも所轄の警察は学校などの公的機関と癒着しているのか、まともに捜査する気が薄いらしいが、少なくともこの件について担任教師の暴行罪と幇助罪は成立するはず。虐めは、虐めではなくて犯罪であるとしっかりと知らしめるべきだ。そうでなければ、警察もこの犯罪に荷担したことになり、それは組織犯罪に等しい行いだ。
宝塚歌劇団・宙組の件もそうだが、日本人はどうにも組織運営能力に欠如しているらしい。コミュニケーション能力が低いというのもあるが、それ以上に組織を構成する一人一人、そして立場上もその上に立ち組織を運営する者に、自分の所属している組織を主観客観両面で見て正常に維持するという意識が欠如しているように思える。そして多くの場合、自分が所属する組織を利用して、自分の欲望を満たそうとする。つまり、その組織を自己満足のために利用しているのだ。本来このように利己的な人間は、組織に在籍している他の人間によって排除されなければならない。それは自浄作用というもので、その組織に所属している者であれば、誰もがこの自浄作用を発揮できるべきであると、自分はそう思う。だが、日本の多くの組織の場合、そうではない。組織内に明確な序列が存在し、その序列下位の者が、いくらその問題点を指摘したとしても、上位の者がその意見を受け入れることがない。
酷い場合は、組織内の上位者が、さらに上位の者に取り入って、組織での権力を絶対的なものに固定している場合もある。そうなると、その組織は自浄作用を失い、一部の者の利己的な振る舞いによって独占されようになる。歴史上、どこにも存在している、組織の腐敗である。
だが、日本人の場合はそれとは微妙に異なっている。つまりそれは、日本人には組織運営能力が無く、最初の時点から組織は組織として成立していない、ただの人の集まりであり、動物的集団と何ら変わりがないということだ。腐敗どころの話ではない。腐敗とは、最初は正常な状態である。日本人の組織は、最初の時点から組織ではなく、腐りようもない。ただの動物であるか、それとも理知的な人であるか。理知的な人であれば、組織という概念が、人間社会の中で果たすべき役割は何であるか。きちんと考え、実践するべきだ。これらが行われている限り、このようなアホないじめ問題がここまで放置されるようなことには、本来はならないはずである。
- 元記事
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中学教諭が生徒にいじめ「やれやれ」、尻を複数回蹴り懲戒処分…校長も保護者にうそ伝え減給
※Mastodonコメント時の元記事が無くなっていたため、同等の代替記事を掲載しています。https://www.yomiuri.co.jp/national/20231226-OYT1T50223/
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