こういうのって、昭和の頃から日本にあったと思うんだけど、以前は自虐ネタで扱っていたのが、最近は他虐で幾らでも叩いていいサンドバックで、それどころか存在自体が悪そのもののように扱われているのは、甚だ疑問を感じる点。
例えるのならば、小学校のクラスで、周りの人気を得るために自虐ネタで笑いを取っていた子が、いつの間にかそいつを虐めるのが当たり前になり、ついには先生も参加してその子を悪者に仕立て上げて自殺まで追い詰める…というような感じ。
時代としては、やはりバブル崩壊後に特に酷くなった印象がある。一種の戦後精算のように、リストラや過労死をサラリーマンに叩きつけた社会の本質がある。だがそれだけではなく、弱り目を叩き潰す日本人特有の底意地の悪さも手伝って、まさに何でもありのような雰囲気を醸し出している。
少なくとも「おじさんらしさ」を否定するのは、「女性らしさ」を否定するのと同義である。この認識は最低限持つべきだ。
- 元記事
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「50代のおじさんなら叩いてもいい」と考える日本社会の歪み
https://bunshun.jp/articles/-/60799
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