現在政治の構造的欠陥というか。首相が国際政治に掛かりっきりになって、国内政治が疎かになる。このパターンが平成以降、特に平成後半以降にかなり増えていると思う。この高市首相もそう。まずは国内政治をどうにかするべきなのではないかと。物価高対策や米価格高騰のまま下げ止まりといった諸問題に対して、明確に道筋を提示せずに、ASEAN外交に旅立ち、さらにその後にはトランプ大統領との会談も控えている。年内はこれらなどの外交で手一杯になるのではないか? それで国内政治を、他の閣僚に丸投げして、果たしてそれらの閣僚は高市首相が明確な方針を示さない状況の中で、しっかりと国民の求める施策を投入出来るのか? 失われた30年が確定した中で、さらに今の政治に対して「やってみなければ分からない」などという不確実さは絶対にやめるべきだ。それこそが日本を滅ぼすための確実な一歩と知れ。 高市首相は所信表明演説で、「日本列島を強く豊かにしていく」などと宣っていたけれど、こんな極基本的なことを日本の首相として宣言しなければならない状態が、どれほど情けないことなのか、まるで理解をしていない。そして、その改めての宣言が、政治結果と噛み合っていない現実について、明朗な是正を求める次第である。
- 元記事
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高市首相「大きな成果上げたい」、初外遊でマレーシアへ出発 ASEANで法の支配訴え
https://www.sankei.com/article/20251025-OZ4X5OLOK5NYPNKEHWZVK65B5A/
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