2025/08/05

【Mastodon再掲】(コメント) 「モスクワを攻撃できるか」 トランプ氏、ゼレンスキー氏に問う

トマホークの最新型はブロックVと呼ばれるタイプで、端的に言うと中国人民解放軍のA2/AD戦略に対応した巡航ミサイルである。一般的に巡航ミサイルは、敵防空システムの妨害を受けやすいとされるが、ブロックVはこれに対抗する手段を持っており、ロシア攻撃の際に予想される迎撃層を突破することが期待されていると見られる。ご存じの通り、アメリカ軍にとってトマホークミサイルは虎の子とも言える、非核攻撃における主軸の兵器であり、ウクライナもこの兵器が喉から手が出るほど使いたいだろう。だが、このミサイルの機能をフルに使う為には、アメリカの軍事衛星によるバックアップが必要不可欠であり、単純に供与したからと言って、そのカタログスペック通りの機能がフルに使えるわけではない。下手をすれば、中途半端に迎撃されたミサイルがロシア軍に鹵獲されてしまい、機密情報が漏洩する可能性もある。米軍での運用も、当然ながらその点を承知の上で十分なバックアップ体制を整えているわけであり、現状のウクライナ軍にそれと同程度のバックアップ体制を期待するのは無理難題だろう。もしそれでもウクライナに供与されるのであれば、恐らくウクライナの運用部隊にアメリカ軍の兵士が常駐する上での運用になるのではないかと思う。それは、事実上のアメリカ参戦を意味することになる。

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