2025/08/13

【Mastodon再掲】ナイキから見るブランドイメージの没個性化

ナイキ(Nike)がオワコン化したのは、ナイキが変わったというよりかは、ナイキのブランドが広く広まって一般化したことにより、誰も彼もがナイキを身に着けるようになって、ナイキのロゴがそのイメージに薄められたからなんじゃないか? 特に日本人はイメージに左右されやすいので、例えばそこいらの普通のおじさんおばさんがナイキのロゴがデカデカとプリントされたTシャツを着ていたら、それを見た人はナイキのロゴをその様に認識してしまう。冴えない芸人がナイキのロゴが入った靴を履いていたら、それをテレビで見た日本人は、ナイキのロゴを冴えないものと認識してしまう。ナイキ自体もそういうイメージ戦略で、特にアメリカのプロスポーツ選手に売り込んできたからこそ、特にアジア圏の白人羨望層に広く受け入れられるようになったが、そのイメージ戦略の結果としてナイキの商品を買う層は、特にイメージに左右されて商品を買う移り気な人が多い。結果として、一般化したナイキのロゴを身に着ける人が増えると、その人達の中でのブランドイメージは薄められて、真っ先にナイキから離れていくことになる。 これはイメージ戦略の弊害なのだろうな。 ナイキはDEI戦略によって特に黒人のスポーツ選手にナイキ商品を売り込むことが多かったですが、それによって、アジアの白人羨望層からの魅力が低減したこともあるのでしょうかね。 逆にそれで黒人のスポーツ選手に憧れる層に売れれば、ナイキとしては成功だったのかもしれませんが。黒人は貧困層が多く、顧客としての潜在ボリュームはあっても、購買力は無いようです。 その一方で、DEI戦略は単純に黒人優遇と取られることも多く、現にアジア人のような黄色人種などがナイキブランドのイメージに登場することはほとんどありません。これもアジアにとって魅力が低下した要因の一つと言えるかもしれません。 個人的に致命的だったと思うのは、2020年にナイキが日本向けに出した「日本には差別がある」という動画広告だったと思います。これによって、日本人には「外国の企業に内政干渉された」という強い不満が生じ、大規模なボイコットが起きた経緯がありました。そもそも日本は日本人とそれに非常に近い民族で形成された国家であり、それを日本人自身の誇りしているところがあります。そこに安易にアメリカのDEI政策を持ち込み、「日本人は差別している」という暴論をふりかざせば、猛烈な反発に遭うのは当然のことです。これは、商品を売りたいのではなく、「俺たちが作った俺たち流のブランドを買わせてやる」というナイキの傲慢な姿勢の表れだったと思います。

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