現在、中国が保有している海軍力は、明らかに日本を凌駕しています。空母の数は、遼寧、山東、そしてまもなく就役予定の福建で、合計3隻。これらが完全に機能する前提ならば、西太平洋で行動する米海軍の空母の数を凌駕するはずです。また、それらを補助する戦闘艦艇の数も非常に多く、駆逐艦クラスの50隻以上を代表として、最低でも140隻以上を保有しています。これは、海上自衛隊の戦力を遥かに凌駕しており、西太平洋に展開する米海軍の戦力はもとより、米海軍全体の主要艦艇数も凌駕しています。また、それ以上に驚異的なのは、現在もなお多数の戦闘艦艇が建造中であり、2025年にも多数の艦艇が就役し総計400隻の艦艇が実戦配備される見込みとなっている点です。 これは海軍のみの考察となりますが、恐るべきは、その様な中国は核兵器保有国であり、少なくとも空軍の戦闘力についても爆撃機を保有し、かつ最新世代の戦闘機も保有しており、海空で周辺諸国の軍事力を圧倒的に凌駕していると言える点です。そして決定的なのは、それらが自衛目的でのみ運用されるのではなく、その軍事行動が非常に好戦的かつ示威的であり、しばしば日本の領海に非常に近い位置で自衛隊に威嚇行動を取っている点です。軍隊としての性質が協調的でないという点において、政治的観点で見る以上に中国軍は非常に脅威と言えるでしょう。これは煽っているのではなく、紛れもない真実です。これは1990~2000年代に中国自身が日本に対してたびたび注文を付けてきていた「周辺国との軍事バランス」「脅威とならない」といった内容と明らかに矛盾しています。
- 元記事
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中国が日本の防衛白書に反発「中国脅威をあおるな」と警告
※元記事は掲載終了しています。https://news.yahoo.co.jp/articles/bf6dba27143639631e025d801d834a84a891884c
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