ロシアにとって、いわゆる北方領土は、日本が思うほど必要な土地ではない。地下資源があるわけではなく、税収があるわけでもない。ロシアが欲しいのは徹頭徹尾、北海道しかないのだ。ロシアが自ら「解決した」としている北方領土についてここまでのアピールをするのは、間違いなく北海道という、その先を見据えてのもの。つまり、あからさまな領土的野心を剥き出しにしているに過ぎない。今の時代に領土的野心などありえないと思うのは勝手だが、それは日本人的な感覚でしかなく、世界にはプーチンのような人間はごまんといる。日本と何がしかの交渉をしたいというアピールではないことを念頭に入れておくべきだ。ロシア関係について、日本人の国際感覚はピンボケしているにも程がある。日本はロシアの脅威を忘れてはならず。その侵攻に対して、常に最大限の警戒と対抗手段を備えておくべきだ。
世界の中で、ロシア、中国、そしてアメリカ、これらの核保有大国と国境を接している国は、実は日本しかない。日本が抱える潜在的危険度は、世界トップだと言っても過言ではない。今はたまたまアメリカと同盟関係にある中で何とかバランスを保っているに過ぎない。日本に領土的野心が無くても、防衛的軍事力は絶対に必要であり、それは核兵器に対しても言える。
- 元記事
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北方領土初訪問に意欲 観光発展へ「必ず行く」―プーチン氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011100941
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