非常に良いことだと思う。インドは対中国で西側諸国と協調する姿勢を見せてはいるが、その実は事大主義的なところが大きく、当の中国を含めてロシアを代表とする旧東側諸国との関係も維持しており、特に最近ではウクライナ戦争に関して西側諸国が制裁を科しているロシア産石油輸入を進めて、不安定な世界情勢の中で不当に暴利を貪っている感じを受ける。世界秩序を己の理屈でねじ曲げるロシアという国を支援する国がどの様な扱いを受けるのかという西側諸国の確固たる姿勢を示すことは、その他の国々に舐められないためにも重要なことだ。 日本も、自国に対して不利益を被らせるような国に対しては、明確に態度で済めすべきだ。日本がいつまでも戦後を引きずって良い子でいることが、果たして日本人自身の利益に繋がるのか、真剣に考えるべきだろうな。インドもそうだが、インドネシアという国も、日本との関係を捨てて親中国化を進めている。互いに競わせて最大限貢がせる腹づもりなのだろうが、そういう行儀の悪い振るまいがどの様な結果を招くことになるのかは、歴史を以て思い知らせなければならない。 ビジネスをやってる人は、このトランプの姿勢を批判するだろうな。特に日本では、脱中国リスクでインドに投資する動きが過去にあったから。そういう投資家にとっては、このトランプ関税50はまさに目の上のたんこぶだろう。だがそういうグローバリストは、リスク承知で投資しているはずなのだから関知するところではない。どうせそいつらが利益を上げたところで、国家にまともに税金が支払われることなどないのだ。国家にとって必要なのは、その国にとって何が最もリスクであるかを認識し、そのリスクを可能な限り排除することであり、その様な点においてウクライナ侵攻を続けるロシアを支援するようなインドという国は、アメリカという国の存続においてリスクを生み出していると捉えることができるのだ。それに対して、国家は国民の代表として、ビジネスの都合によらない決断を下す必要がある。
- 元記事
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【速報】トランプ政権 インドに追加関税を発動 あわせて50%に ロシア産石油輸入に対して
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2131766
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