カシミール地方は、インド洋沿岸に国土を持つインドとパキスタンの両国において、北部の山岳地帯に位置しており、南部が猛暑に見舞われる中でも比較的過ごしやすい地域として、近年では観光客も多く訪れていると聞く。もちろん、それはインド人やパキスタン人にとっても同じで、特に一定の富を持つ富裕層にとっては、カシミールのような過ごしやすい土地を避暑地として持ちたいという意識が働くことだろう。 キプロス島のファマガスタもそうだが、人が住みやすい暮らしやすい場所というのは得てして係争地になりやすい。逆に、何もない場所というのは、いくら広大でも係争地にはなりづらい。たとえば、エジプトとスーダンの間にあるビル・タウィールとか。カシミールがインド・パキスタン、そして中国の三ヶ国で土地の領有が争われているという現在の状況は、過去の経緯はもとより、現代におけるカシミール地方の有用性も原因の大きな部分を占めているのだろう。
- 元記事
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インド国防相 テロ報復の軍事作戦を米国に説明か 関与否定のパキスタンは中国からの支持に謝意
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1890920
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