2024/11/10

【Mastodon再掲】(コメント) 若年化する「チート」、犯罪意識薄く◆「こんなことで事件に」憤る親も #ネットの落とし穴

 チートという言葉を、まず正しく使ってほしい。その上で、事件化されている案件がただのチートではなく、「他人の電子情報を改ざんしたこと」が原因であることを理解するべき。また、オンラインゲームである『人狼ジャッジメント』と、オフラインゲーム(部分的なオンライン要素はある)である『バイオハザード5』の差を正しく理解していないように思える。「こんなことで事件に」と親が憤るケースがあるらしく、そもそも親からして正しく理解していないのかもしれない。昔の、カセットロムにセーブデータを保存するようなゲームとは違い、オンラインゲームのセーブデータは他人が所有するサーバーに保存されている。要は、Webショッピングで保存されている個人情報と同じものだ。それに対して、チートなどの手段を用いて故意に意図しない状態へと書き換える行いは、当然ながら当該情報を棄損したことになり、犯罪行為となる。「こんなこと」ではない。立派な棄損行為である。自分の理解が及ばないもので遊ぶべきではないだろう。

 個人的に、この記事で紹介されている事案は、相当悪質だと思っている。

 というのも、運営会社側は事前に警告を行っているし、当該アカウントを利用停止にしてもいる。その上でも、ユーザーはそれらを無視して、アカウントを作り直してデータの改ざんを繰り返していた。つまり、そのユーザーは問題行為だという認識はあったわけであり、それは即ち程度の問題ではないということだ。意図してサービス妨害行為を行っていた以上、運営側がそれらの行為に対して損害賠償を求めるのは妥当であり、懲罰的金額を請求されても文句は言えない。

 記事内で「解決金は100万円を大きく超える」と書かれているが、4桁万円でも良かったのではないかと思う内容だ。謝罪も含まれるということで、多少は減額されたのかもしれない。家族と本人がどう考えているのかは知らないが、相当に甘々な対応であると言えるだろう。

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