これね。マスメディアがきちんと報道しなかったから、今も知らない人が多いのですよね。
2011年、東日本大震災の後、3月12日から15日に掛けて、福島第1原子力発電所の原子炉が3つ水素爆発し、残りの1機(2号機)でも建屋自体は爆発しなかったがメルトダウンが発生して、1~4号機で放射性物質の環境放出が発生しました。当時は季節風の影響で、主たる放射性物質は西風に乗って太平洋に流れ出ていきましたが、実はここで風向きが変化した時期がありました。
まず一つが、南東の風。これは爆発事故の起きている期間の12日から13日頃のもので、この風に乗った放射性物質が、福島県の内陸部の方や宮城県方面にも流れていきました。
次に変わったのは、4号機が爆発する15日。4号機は15日6時14分に水素爆発したという事になっていますが、それより前の日付が変わった辺りから風向きが変化し始め、その時点までの水素爆発によって環境放出が続いていた放射性物質が関東地方に流入し始めました。そして4号機が爆発した時間帯は完全に北東の風になっており、大量の放射性物質が首都圏から東海地方一帯に流入したのです。関東一帯では公式に全体検査されていないので発見されていませんが、個人や集団で検査を行った結果として部分的なホットスポットが発見されネットなどで騒がれていた時期もありました。
富士山のこれも、その様な場所なのでしょう。本来ならば、放射物質を含んでいる物は厳格に管理されなければならないはずです。ですが、この国はそれらを厳格に管理することを放棄しています。調査をせずに全てを無かったことにしているのです。「大丈夫だよ」という台詞は、国のその様な杜撰な対応を如実に現していると思います。その様な国の対応も、そして放射性物質を故意に拡散している個人も、厳しく罰せられるべきです。
- 元記事
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基準超セシウムも「大丈夫だよ」富士山で“無断キノコ狩り”が横行 採取規制続く中 山梨県
https://news.ntv.co.jp/n/ybs/category/society/ysd8da7201d8f14401b88e2c6270cb8397
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