まず言いたいことは、もう中国軍は止められないということ。それは日本はもちろんのこと、アメリカでさえ、だ。海洋軍事力において、未だアメリカの方が上だという指摘も多い。だが世界中に軍事力を展開しているアメリカに対して、中国は極論、東シナ海と南シナ海という正面海域にのみ軍事力を展開させれば良い。そしてその海軍力は、既に日本を超越している。例え日本が万全の状態で東シナ海で作戦を展開したとしても、南シナ海や台湾までは手が回らない。アメリカはこれらの海域では、日本以外の戦力を頼らざるを得ず、よく見積もっても戦力は拮抗していると評価せざるを得ないだろう。
中国には現在、2隻の空母が就役している。遼寧と山東だ。だが、今現在もう一隻の空母・福建が艤装中であり、さらに原子力空母2隻も建造中だという情報すらある。ほんの10年前までは、空母遼寧は技術力の問題で作戦行動に制限が掛かると言われていたのに、いまではそんな軍事専門家の指摘などどこ吹く風だ。
仮に空母が5隻、全て実戦配備されれば、アメリカのインド太平洋軍では対処不可能になるだろう。中国は、自国の主張を現実の軍事力を以て示すことができるようになる。この記事の指摘は、過剰な被害妄想なんかではない。10年後には確実に起きている現実である。
- 元記事
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中国軍、アメリカ「2正面展開」の隙をつき南シナ海でやりたい放題…「今日のフィリピンは明日の日本」と覚悟せよ
https://gendai.media/articles/-/118816
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